着物大好きblog

着物大好き!着物の魅力や歴史、コーディネートなどをお伝えしていきたいと思います。

着物のサイズに関するハテナ

 

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着物を着る上で最初のハードルとなること…それはサイズの問題です。

 

一度はみなさん、頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか?

私も最初は、尺とかスンとか訳分かんないよ!と発狂したくなった経験があります。

(それは尺×cmメジャーを手に入れてすぐ解決しましたが…)

でも、部位や測る箇所が多くてとてもややこしいイメージがありますよね。

 

今回は、そんなサイズの基本的な知識と、上手な選び方、お仕立て済の着物でも綺麗に着こなすちょっとしたコツをご紹介したいと思います。

 

ちなみに、「まあいっか!」が口癖の私、あまり細かい性格ではございません。

着物に関しても、

 

好きという気持ちが一番!そんな細かくルールを決めなくったって、自由に着ればいいじゃない!

 

というのが本音です。

ですので、なるべく分かりやすく簡単にお伝えしたいと思います。

やや大雑把なところがあってもお許しを。

 

 

基本的なサイズの測り方

 

ではまず、サイズの測り方からです。

着物の寸法って、とても細かく決まっているイメージはありませんか?

でも、洋服のオーダーメイドのように1から10まで細かく採寸して・・・なんてことをしなくても、もっと大らかに考えて良いと思うんです。

 

多少のサイズの前後であれば、着付けによって補える場合がほとんどですからご安心を。

 

そうは言っても、押さえておきたい大切なポイントはもちろんあります。

それは、

【身長、裄、ヒップ】

この3つです。

 

身長は言うまでもなく、着物の身丈を決める重要な寸法ですね。

裄はいわゆる腕の長さです。ちゃんと測ったことのない方も多いかもしれませんね。

両腕を斜め45度に下げた状態で、首の付け根から手首のくるぶしまでの長さを測りましょう。

ヒップも大切です。その寸法から前巾、後巾などを割り出すからです。

お尻の一番太いところ(腰周り)を測りましょう。

 

これら3つの自分の寸法を知った上で、合うサイズの着物を選びましょう。

 

 

着物のサイズの選び方 

 

自分に合うサイズのものをどのように選べば良いのでしょうか?

女性の場合、着物の身丈は自分の身長くらいがベストな寸法だと言われています。例えば、身長160cmの方なら、160cmの身丈のものを選べば良いのですが、±5cmくらいなら許容範囲でしょう。

 

裄は測った実寸と同じ寸法が理想ですが、+cmくらいまでなら良いでしょう。

逆に、あまり短いと手首が見えてつんつるてんの印象になってしまいますので注意です。

 

前巾、後巾は正確に割り出す為の計算式などもありますが、大体の目安としては、前巾はヒップサイズの4分の1、後巾はヒップサイズの4分の1+5センチくらいでしょうか。

幅の合わない着物を無理やり着ようとすると、背縫いがズレてしまったり、上前の幅が足りずに太ももの横部分が見えてしまったりします。

多少の前後はあっても、なるべく自分の寸法に近いものを選びましょう。

 

また、この季節、羽織をお探しになっている方も多いかもしれませんね。

羽織は着物より裄丈はやや長く、袖丈はやや短いものを選びましょう。

(ややって言葉、困りますよね。どちらも1cmくらいのイメージで良いと思います。)

 

その他にも、

・袖丈に関してはカジュアルなら短めでもOK、フォーマルは少し長めが良いですよ、とか、

・お茶をたしなむ方は、正座した時にはだけにくいよう、前巾を少し広めに取ったほうが良いですよ、

とか、その方の着物を着て行く場所や、どのような場面で着るのかなどによって、アドバイスできることはたくさんあります。

そのあたりはまた深くお話させていただきましょう。

 

…と、ここまで基本的な着物のサイズと選び方のお話をしましたが、毎回自分のサイズに合わせてお仕立てできる訳ではありませんよね。

 

S/M/Lなどの大まかなサイズ表記のプレタ物だってありますし、リサイクルショップで見つけて買うことや、おばあちゃんから譲り受けることだってあるでしょう。

せっかく気に入った一枚を、サイズで泣く泣く諦めてしまうのはとてももったいないことです。

 

 

 

お仕立て済の着物でも綺麗に着こなすコツ

 

 

上手に工夫をすれば、多少のサイズの前後は着付けによって克服できますよ。

 

特にごまかしがきくのは着丈でしょうか。

 

例えば、身長155cmの方が170cmの着物を買おうか迷っている場合・・・

私なら、買っても大丈夫ではとアドバイスします。

着丈が長すぎる分には、おはしょりの中にたくさん入れ込んでしまえば解決する話だからです。

土台の補正を少なめにして、折り込む分の布を補正替わりにすれば上手に辻褄が合うのです。

伊達締めでしっかり抑え込めば落ちてくることもないでしょう。

 

逆に短すぎる着物の場合は、腰紐を低めに結んでみると良いかもしれませんね。

おはしょりを作る位置を全体的に下げることで、帯下から見せられる可能性が出てきます。

私の経験上、身長-10cmくらまでのものならギリギリおはしょりを見せることができました。

アンティークの着物など、かなり着丈の短いものはどうしてもおはしょりを作るのが難しくなってきますので、おはしょりなしの対丈で着るという思い切った決断もありだと思います。

 

裄丈はどうでしょうか。

腕を自然に下ろしたときに手のひらまでかかるくらい長い裄は、袖口がごわつきどうしても着姿が格好悪くなってしまいます。

さすがにこの場合はお直しをしたほうが良いでしょう。

 

短すぎる裄も手ごわいですね。

腕を下ろしたときに手首が見えてしまうと、洋服でいう腕まくりのような状態に見えてしまいます。

半襟を多めに見せる、衣紋を広めに抜く、などの裏技もありますが、あまりに短すぎる場合はこちらもお直しをオススメします!

 

 

あまり難しく考えないで! 

 

 

あまりにサイズが違いすぎる場合はどうにもならないこともありますが…

 

洋服でイメージしてみてください。

お店で買うときはほとんどの場合、S/M/L5号、7号、9号…といったおおまかなサイズ展開ですよね。

オーダーメイドは理想ですが、いつも手を出せるわけではありません。

それでも、大抵の人はいずれか自分に近いサイズのものを選び、自分の服として上手に身にまとっていますよね。

 

着物もそれくらい大らかに考えて良いと思うんです。

 

着付けのときのちょっとした工夫を味方に付ければ、ぴったりジャストサイズ!じゃなくたって自分なりに上手に着こなせるようになります。

(結婚式などのフォーマルな場面は腹をくくってきちんとしましょう。)

 

今回のサイズ選びや着付けのコツは参考になりましたか?

何事も経験!たくさん見て、たくさん着て、やっと自分に合うサイズが掴めてくるはずです。

気長に試行錯誤しながら、着物ライフを楽しみましょうね♪